岡山県のポツンと一軒家を訪れ、主の澄夫さんに話を聞いた。元々敷地にはアマチュア無線のアンテナが設置されていた。日本全域と交信している。澄夫さんは3匹の猫を飼っている。子どもは娘2人で、結婚して倉敷と京都に暮らしている。玄関はコンクリート土間で、昔は三和土だった。藁を叩く土台になる藁打石が埋まっていた。ガスはプロパン、水は5年前から井戸水を利用している。それまでは山の湧水で生活していた。寝室の場所にはかつてさつまいもを保存する芋穴があったという。奥の部屋にはアマチュア無線機が置かれていた。神社仏閣が夫婦の趣味で、仏間には澄夫さんが筆で描いた仏画が飾られていた。澄夫さんはこんな所で生計を立て育ててくれて両親には尊敬と感謝しかないと話した。