コメの価格高騰が続く中、政府は先週、集荷業者を対象にした入札を通じて、備蓄米21万トンを市場に放出する方針を発表した。初回はこのうち15万トンを放出する予定で、きょうは農林水産省で入札への参加を検討している事業者を対象に、参加の要件や必要な手続きに関する説明会が開かれた。入札に参加を希望する事業者は農林水産省に申し込みをし、要件を満たしているかどうかの審査を受けたうえで入札に臨むことになる。説明会はあすオンラインでも開かれることになっていて、入札の具体的な日程や方法などは来月上旬に示されることになっている。入札が行われたあと、備蓄米が落札した事業者に引き渡されるのは来月半ば以降で、スーパーなどの店頭には各店舗の在庫の状況などによるものの、来月下旬以降、順次、備蓄米が並び始める見通し。