山形市のスーパーでは今月10日から備蓄米の取り扱いを開始。県産米と5割ずつ混ぜたブレンド米を販売。地元産のコメに比べ、500円~1000円程度安くなっている。一方で備蓄米の流通量が少ないところも。コメを店頭で販売したり、飲食店などに卸したりしている松山市の店ではブレンド米は1週間に5キロ入りが10袋しか入ってこないと話した。まとまった量を納入できるか不確定なことから備蓄米含むコメは飲食店などには卸さないとしている。流通をめぐり、地方の中小のスーパーなどに行き渡っていないという指摘もあがっている。これまでの入札では転売されて価格が釣り上がることを防ごうと仕入れた卸売業者が別の卸売業者に販売することは認めていなかった。しかしきょう始まった3回目の入札からは認めることに。これまでの2回の入札でいずれも9割以上落札したJA全農は落札した備蓄米について取引の実績がある卸売業者に販売する方針を明らかにしている。卸売業者同士の売買を認めることで備蓄米の流通の偏りの是正しようということ。