3月から備蓄米放出は進んでいるものの、農水省によるとコメ5kg当たりの店頭販売価格は4268円で前週比54円高になっている。農水省は備蓄米放出を巡り、買い戻しの期限を原則5年以内に変更し、7月までは毎月10万tを放出するとしている。小売店に販売するための優先枠6万tを設け、スーパーやコメ店に優先して展開していくが、初めての試みであることから不安視する声も聞かれる。専門家の松平尚也さんは流通が円滑化する大きな変更と評価した一方で、各段階で業者への細かいケアを行うことが大切としている。この政策が順調に行われれば7月上旬頃から価格も落ち着いていくと見ている。