コメの卸売業者などで作る団体は、毎月全国の生産者や集荷業者などにコメ価格の見通しを調査している。先月分の調査では、向こう3か月の価格の見通しを示す指数は59で前年比4ポイント増。価格はこの先も高いままという結果になった。こうした中、価格低下につながることが期待されていた備蓄米の内、卸売業者への出荷量は限られていることが明らかになった。これまで放出された約21万トンの内20万トン近くを落札したJA全農は、きのう時点での出荷量は6万トンあまりだったと発表した。先週比6363トン増なものの、落札した量の32%にとどまっている。