航空業界の脱炭素が課題となる中、日本航空は航空機の燃費向上を図ろうと空気抵抗を少なくする、サメ肌の塗装を表面に施した機体を導入し、今月から国際線で運航することになった。会社が行った実証実験で日本とドイツを結ぶ路線では1年間に1機当たり119トンの燃料を削減できる効果があることが分かったということで、今月から欧米の路線などでこの機体を運航することにしている。こうした取り組みは全日空でも始めているほか、各社とも植物などを原料とする次世代の航空燃料SAFへの置き換えなども進めていて、脱炭素の実現につなげたい考え。