岩手県は県北地域でドクターヘリの出動要請があった際、要請を行う消防とドクターヘリの基地になっている岩手と青森の病院の3者が、同時に搬送の調整を行う運用をきょうから始めた。久慈地域と二戸地域の消防がドクターヘリの出動を要請する際、これまではまず岩手医科大学付属病院のドクターヘリに出動を要請し、搭乗する医師が「救命に効果がある」と判断した場合などに限って、青森県八戸市の八戸市民病院に出動を要請する流れになっていた。しかし、岩手医科大学付属病院から向かうより八戸市民病院から向かったほうが、半分ほどの時間で到着できるため、八戸市民病院への出動要請は年々増えていて、県北地域の市町村などでつくる協議会は、現場の消防の判断で直接、他の県のドクターヘリに出動を要請できるよう、運用ルールの改訂を求めていた。要請先の調整はこれまでも5分以内で行っていたということだが、より効率的に調整することで迅速な搬送を目指すことにしている。
