日本維新の会は午後5時過ぎから党内の意見集約を行なっていて、了承が得られれば予算案に賛成する方針を確認する見通し。最新の情報では了承が得られ、予算案に賛成する方針を確認したとみられる。与党と維新が接近した背景には、石破首相と前原共同代表の個人の信頼関係や、国民民主党に比べ維新が主張する政策実現が安上がりだったことがある。103万円の壁をめぐっては協議が停滞しており、先週、与党が所得税の非課税枠を上乗せする対象を年収850万円まで拡大する新たな案を提示したが、国民民主党はきょうの会議で受け入れられないことを確認した。国民民主党は強気の姿勢を崩していない理由として、ある国民民主党の幹部は「次の選挙で手取りを増やすことに反対の自民・公明・維新と賛成の立場の国民という構図で戦いやすくなる」と戦略を明かしている。一方で立憲民主党は、ここまで与野党協議で置いてきぼりを食っていて、自民党から修正に応じる結果を引き出せていない。