公職選挙法を巡っては、品位を損なう選挙ポスターを禁止するための改正案を今の国会に提出することで与野党が合意していて、きょう開かれた与野党7党の実務者による協議会で自民党は、改正案に盛り込む付則の案を示した。案ではSNSで選挙に関する偽情報などが拡散しているような状況に対応するとともに、当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援する、いわゆる「2馬力」と呼ばれる状況を念頭に、候補者間の公平を確保するため施策の在り方を検討し、必要な措置を講じるとしている。これについて各党の実務者が了承する一方、れいわ新選組は「表現の自由の観点から検討が必要だ」と指摘した。また、選挙ごとに複数の規格があったポスターの大きさを、すべての選挙で長さ42センチ以内、幅40センチ以内に統一するための法改正をする案も示され、各党が了承した。自民党は来週20日に改正案を国会に提出したいと提案し、各党は共同提出に応じるかどうか持ち帰って検討することになった。