小矢部市では能登半島地震で被害を受けた建物の公費解体がきょうから本格的に始まった。自治体が費用を負担して行う公費解体が空き家や納屋などの非住家を対象に、きょうから本格的に始まった。このうち小矢部市法楽寺では平屋の納屋の解体作業が午前から始まり市から委託を受けた業者が屋根瓦を取り除いたあと、重機を使って建物を解体していた。小矢部市によると今回の地震で公費解体の対象になっている建物のうち、先月末までに申請があった件数は53件で今月末まで申請を受け付けることにしている。小矢部市生活環境課・土永達也主任は「8月から住家の公費解体を実施する予定にしている。お待たせしてしまって申し訳ない」などと話した。市では来年3月末までに公費解体を完了させる方針。