高砂熱学工業のメインの事業は、別にある。この日つくばにある研究施設に取引先が見学にやってきた。案内された先にあったのは高砂熱学の実力がわかる筒のような部屋。この部屋はタイの気候を再現し、温度や湿度を自在に操り、体験できるようにしている。オフィスビルなどに配管をめぐらし、館内に最適な空気を送りこむことが本業。東急歌舞伎町タワーや東京駅の駅舎など、名だたる建造物の空調を手掛けている。売上は3633億円。この業界ではNo.1を誇る黒子企業。率いるのは高砂熱学工業社長の小島和人。
住所: 東京都港区六本木6-10-1