踊る大捜査線でおなじみの小野武彦さんに、俳優座劇場の思い出を貴重な写真と共にうかがった。先週土曜日、都内の稽古場で朗読劇の稽古を行っていたのは俳優の小野武彦さん。踊る大捜査線や、王様のレストランなど、数多くのドラマや映画に出演するバイプレイヤー。今年で芸歴60年目。82歳にして今回朗読劇に初挑戦する。朗読劇の舞台は、太平洋戦争真っ最中の日本。国の命令に背いて戦時中を生き抜いた少年と愛犬と野良猫の物語。小野さんは1人6役を担うという。小野さんは「場所が制限されると難しい側面もある」などと話している。老朽化などを理由に今年4月末をもって閉館することが決まっている俳優座劇場は1954年にオープンした。戦後間もなく10年を迎えるころに新劇の拠点として六本木に誕生した俳優座劇場は戦後の新劇ブームをけん引した。1980年に建て替えられ、現在の形となった。小野さんは俳優座養成所の15期生。小野さんは「まだ都電が走ってて本当にのどかな街でした。六本木が本当にがらんとしている。俳優座の養成所は青春ど真ん中の場所」などと話した。今後の目標は坪川拓史さんの映画にでることだという。設楽さんは「劇場がなくなるのはさみしい、すごく色気のある劇場」などと話した。小野さんが一目置く俳優は生田斗真さんだという。