日本の総理が9年ぶりに米議会で行った演説。30分以上すべて英語で語りかけた岸田首相。ジョークを口にするたび大ウケ。演説中に起きたスタンディングオベーションの数は15回以上。今回の訪米で岸田首相が強調したのは「未来のためのグローバル・パートナー」。議会での演説を終えた岸田首相が松山キャスターの単独インタビューに応じた。今回の訪米について「日米関係が深い信頼関係と幅広い分野の人々に支えられていること、さらに法の支配に基づく「自由で開かれた国際秩序」を守るために日本とアメリカはグローバルなパートナーであるということ、こういったことを国の内外に示す機会にしたいと思って来ました」と答えた。「自由で開かれた国際秩序」には岸田首相が演説で名指しした中国の存在がある。岸田首相の訪米の裏で習近平国家主席は台湾の前総統である馬英九氏と会談を行い台湾統一に向け意欲を示していた。同日の日米首脳会談では自衛隊と米軍の連携強化などで一致した。中国と対峙する上で同盟国や同志国との関係をどう発展させていくのか?との質問には「バイデン大統領との間において台湾の安定が重要であるという認識を確認するとともに両岸関係が平和的に解決されることが重要であるということを確認しました。今後ともこうした日米の考え方は中国に直接伝えることも重要だと思うし、同盟国・同志国と共にこういった考え方を発信していくことも重要だと思っています」と答えた。しかし、議会演説では一枚岩になれないアメリカの姿も。岸田首相がウクライナ支援について発言した際、一部の共和党議員が立ち上がらず、拍手をしない議員も。