キリスト教ナショナリズムの動きはテキサス州以外にも広がっており、特に南部や中西部で高い傾向にある。トランプ大統領は2期目になって保守派にアピールする姿勢をより鮮明にしており、保守派の支持は1期目よりも強固になっている。ベネズエラへの軍事作戦については、アメリカ国内でも批判的な意見は少なくない。保守派のキリスト教徒に尋ねると「支持する」という回答が圧倒的だった。トランプ支持の背景には「リベラルな政策を進めたバイデン政権下でキリスト教的価値観が軽視された」と危機感を感じているようだ。トランプ大統領の支持率は下降傾向にあるが、キリスト教保守派に響くような政策を打ち出して支持層の繋ぎ止めを図ることが予想される。キリスト教保守派の中でも信仰の度合いや考え方はさまざまで、政治色が強くなり過ぎることを懸念する人もいる。インフレなどが改善されず生活が苦しくなれば、トランプ大統領や共和党を支持する思いが薄れていく可能性もある。トランプ大統領が中間選挙に向けて40%程度の支持率を維持するかが注目点。民主党はトランプ大統領への批判を強めており、今後攻防が激しくなりそうだ。
