大和証券CMアメリカ・高橋諒至の解説。今年は1年を通してS&P500がおおむね1割ほど上昇するというのがウォール街の平均的な予想。EPSの推移を見てみると、2023年は巣ごもり需要の反動減や急速な利上げの影響で悪化していたが、現在は回復サイクルの途上にある。そこにトランプ新政権の減税政策やFRBの利下げによる追い風が加わることで業績主導で堅調な相場になる可能性が高いと考えている。セクター別の利益予想の伸び率を見ると、ITセクターの増益率は今年20%を超え、引き続き全体の業績を牽引するとみられている。今年は業績が重要な年になるため、引き続き高い成長が見込まれるセールスフォースやサービスナウなどのソフトウェア株には買いが集まりやすいと考えている。注目のトピックとしてはAIの実用化が挙げられる。