横浜市の夜で開かれていたのはベトナムの古都ホイアンを再現した「横浜ランタンナイト」である。暖かな光が異国情緒あふれる空間を浮かび上がらせていた。帝国データバンクは暑さの影響で東京の家計の消費支出が約772億円増えるとの試算を公表した。特に影響が大きいのは食料品で、お茶・炭酸飲料・アイスクリームなどが伸びている。世帯あたりでは月に3512円増える見込みだという。25日は全国142地点で猛暑日となり、最も暑かったのは滋賀・東近江市で最高気温37.9℃を観測した。さらに京都市では37.4℃、茨城・筑西市内では37.0℃を観測。東京都心では8月では最長となる8日連続猛暑日となった。暑さに影響は秋の味覚にもあり、千葉・松戸市にある加藤ぶどう園では本来は旬を迎え深い紫色に染まるはずの巨峰はところどころ青みを残す実も見られた。ぶどうの色づきには”涼”が欠かせないが熱帯夜が続き条件が整わないという。一方、猛暑は海にも異変をもたらしており伊勢海老の産地として知られる三重・志摩市では海の中にサンゴが広がり色鮮やかな魚たちがいてまるで南国のような光景が広がっていた。南の暖かい海などで主に見られる高級魚・オジサンや沖縄の県魚”グルクン”の姿もあった。海水温の上昇には本州の南を流れる暖かい海流の「黒潮」が大きく曲がる「黒潮大蛇行」の影響もあるとされている。海水温の上昇で海藻を食べる生物が増え、海藻の量が減少。それをエサにしていた伊勢海老も減り、7年前40トンほどあった水揚げ量は昨年はわずか2トンにまで落ち込んだ。
住所: 千葉県松戸市金ヶ作336-2