石川県珠洲市では、小学校のグラウンドに建設された仮設住宅への入居が昨日から始まった。入居するのは、市が選定した40世帯102人で、高齢者などを優先した。敷地内には浄化槽があり、トイレや浴室を使える他、水道の水は飲むことも出来、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの暖房器具も備え付けられている。約1700件の入居の申し込みがあるものの、着工したのは456戸にとどまっていて、市は建設用地の確保を急ぎたいとしている。二次避難先として300人以上を受け入れている加賀市の旅館は、受け入れ期限が来月上旬までのため、県は説明会で「みなし仮説住宅」などへ移ることを提案した。地震発生から1ヶ月がたった今も、生活の安定とはほど遠い状況が続いている。