稲は高温にさらされると光合成を過剰に行い必要以上に背を伸ばす。すると雨風の影響を受けやすくなり倒れてしまう。さらに高温にさらされると分解酵素の働きが高まりデンプンの結晶が崩れてしまい白濁化する。デンプン分解酵素は気温27℃以上で活性化する。今年の8月は全国のほとんどの地域で平均気温27℃以上を記録。高温による被害が出始めた20年前、三ツ井教授は白濁化しない米の研究を開始。暑さに強い個体の選抜を繰り返して2年前、ついに新大コシヒカリが完成した。
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