盛り上がりを増しているパリオリンピックだが、大会そのものもかなり特徴的。およそ1万3000のアスリートが参加するが男女の出場枠は同数。これはオリンピック史上初。そして、子育てをするアスリートのために選手村に初めて託児所が設置された。また、史上最もサステナブル持続可能なオリンピックを目指しており、競技会場の95%が既存もしくは仮設のスタジアム。温室効果ガスを従来の大会の半分に抑えることを目標に掲げているがパリの街を取材しても徹底した環境配慮のこだわりが見られた。使い捨てのプラスチック容器を減らすため観客はマイボトル持参で給水所を利用するという。オリンピック関係者専用のバスはエアコンをあえてつけていない。そして、今ならではの問題に対しても対策が。SNSが普及した現代ではさまざまな情報に接するためアスリートの悩みにつながるケースもある。先日、櫻井キャスターが取材した競泳の本多灯は集中モードに入るため大会の1か月くらい前からSNSを断つと話していた。そんな選手たちのために初めて選手村に用意されたのがマインドゾーンというスペース。選手はSNSなどから離れることができリラックスできる空間を提供している。また、メンタルケアが専門のスタッフが常駐していて、選手の話し相手になるという。