今、中国のSNSには1日中部屋にこもり昼夜逆転の生活を送る若者たちの動画が多数投稿されている。こうした若者たちは「ネズミ人間」と呼ばれ、消極的な生活の象徴として捉えれている。こうした動画が増えている背景について、中国社会の激しい競争や過度なプレッシャーへの抵抗という指摘もある。中国政府は22日、ネズミ人間のような消極的な感情をあおる動画を2か月間集中的に取り締まると発表。社会秩序が乱れるのを防ぎたい狙いがある。中国メディアも「労働者の努力と継続に対する肯定感を弱めることになる」と危機感を示している。