中国では若者の失業率が去年6月時点で21.3%となり、事態を重く見た中国政府は7月以降失業率の公表を取りやめるという異例の対応をとっている。現在も大学を卒業しても就職できない若者が多くいて、こうした中公務員職が人気を集めている。図書館には連日国家公務員試験のための勉強に訪れた若者たちが開館前から列を形成し、SNSではこの開館前の行列の長さで若者の失業率が分かると話題になっている。今年の中国の国家公務員は約3万9000人の応募に対して過去最多の303万人超の応募となっていて、一番人気の職種は3500倍を超えるなど競争が激化している。