北朝鮮の金正恩総書記は、専用列車で中国を訪問するものとみられる。前回2019年にも、専用列車で北京に向かった。平壌から北京までは、列車で20~24時間かかる。金総書記は、あさっての軍事パレードに出席するため、きょうにも平壌を出発し、夜遅くには丹東を通過する見通し。6年ぶりに中国を訪れる金正恩総書記。大規模軍事パレードで、習近平国家主席を間にはさみ、ロシアのプーチン大統領と並ぶとみられる。冷戦終結後初めて、中朝露の首相が初めて一堂に会することになる。チョ・ヒョン外相は、金正恩総書記の訪中について、中国との関係修復の試みだと分析。ロシアによるウクライナ侵攻で、北朝鮮は軍事面でロシアと親密な関係を続けた。ロシアの支援だけでは、急を要する経済問題の解決は難しく、結局は中国に頼るしかないのが専門家らの見方だ。チョ外相は、金正恩総書記の訪中で、中朝路の協力が強化されるおそれがあるとして、対策を講じると述べた。