トランプ大統領が打ち出した“ドンロー主義”の舞台となる西半球では、波紋が広がっている。1959年に社会主義革命が起きて以降アメリカと対立してきたキューバと、4年前に初めて左派の政権が誕生し中国に接近したコロンビアが、今どうなっているのか取材した。
キューバのハバナでは、ベネズエラで死亡したキューバ兵らの遺骨が先週戻った。友好国のベネズエラに派遣されていた32人はマドゥロ大統領の警護も担当していたとされ、アメリカ軍の攻撃で死亡した。元国家評議会議長のラウル・カストロ氏も遺骨を出迎えた。キューバはベネズエラから石油などの支援を受けていたが、アメリカの圧力とベネズエラの体制変化で見通しが立たなくなっている。アメリカの制裁で疲弊した経済は、いっそうひっ迫すると指摘されている。慢性的なガソリン不足で、ドライバーの男性はガソリンが手に入らず仕事ができていない。食料の配給が減る一方、食料品の価格は上昇している。国民の間で高まる不安を逸らそうとするように、政府が呼びかけた「反アメリカ」のデモ行進。トランプ大統領の次の一手に神経を尖らせている。ディアスカネル大統領は「脅しには屈しない」と演説した。
ベネズエラの隣国コロンビアは、大手自動車メーカーが進出するなど経済面で中国の存在感が増している。コロンビアで初めての左派政権を率いるペトロ大統領は「一帯一路」に協力する文書に署名するなど、中国への接近姿勢を示してきた。トランプ政権は、コロンビアで大量のコカインが製造されアメリカに流入していると主張。トランプ大統領は次の軍事作戦の可能性を示唆した。ペトロ大統領は反発し緊張が高まった。今月、大統領が呼びかけた集会に集まった支持者はトランプ政権を批判したが、ペトロ大統領は予想に反してアメリカとの対話姿勢を強調。集会の直前にトランプ大統領と電話会談し、ホワイトハウスで対面でも会談することになったと明らかにした。関係改善の可能性が見えてきたものの、市民の評価は分かれている。元コロンビア対外貿易相のカルロス・ロンデロス氏は「コロンビア側が緊張緩和を図る背景には、経済的にアメリカに依存している事情がある」と指摘する。
キューバのハバナでは、ベネズエラで死亡したキューバ兵らの遺骨が先週戻った。友好国のベネズエラに派遣されていた32人はマドゥロ大統領の警護も担当していたとされ、アメリカ軍の攻撃で死亡した。元国家評議会議長のラウル・カストロ氏も遺骨を出迎えた。キューバはベネズエラから石油などの支援を受けていたが、アメリカの圧力とベネズエラの体制変化で見通しが立たなくなっている。アメリカの制裁で疲弊した経済は、いっそうひっ迫すると指摘されている。慢性的なガソリン不足で、ドライバーの男性はガソリンが手に入らず仕事ができていない。食料の配給が減る一方、食料品の価格は上昇している。国民の間で高まる不安を逸らそうとするように、政府が呼びかけた「反アメリカ」のデモ行進。トランプ大統領の次の一手に神経を尖らせている。ディアスカネル大統領は「脅しには屈しない」と演説した。
ベネズエラの隣国コロンビアは、大手自動車メーカーが進出するなど経済面で中国の存在感が増している。コロンビアで初めての左派政権を率いるペトロ大統領は「一帯一路」に協力する文書に署名するなど、中国への接近姿勢を示してきた。トランプ政権は、コロンビアで大量のコカインが製造されアメリカに流入していると主張。トランプ大統領は次の軍事作戦の可能性を示唆した。ペトロ大統領は反発し緊張が高まった。今月、大統領が呼びかけた集会に集まった支持者はトランプ政権を批判したが、ペトロ大統領は予想に反してアメリカとの対話姿勢を強調。集会の直前にトランプ大統領と電話会談し、ホワイトハウスで対面でも会談することになったと明らかにした。関係改善の可能性が見えてきたものの、市民の評価は分かれている。元コロンビア対外貿易相のカルロス・ロンデロス氏は「コロンビア側が緊張緩和を図る背景には、経済的にアメリカに依存している事情がある」と指摘する。
