22日、ドイツは、ロシアと国境を接するバルト三国のリトアニアに軍の部隊の駐留を始めた。ドイツ軍が単独で外国に軍の部隊を常駐させるのは、第2次世界大戦後初めて。背景には、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの警戒感の高まりがある。リトアニアはロシアの飛び地であるカリーニングラードや、同盟国であるベラルーシと国境を接していて、NATOが防衛強化を進めている。リトアニアはナチス・ドイツの侵攻を受けた経験があるが、現地では歓迎する市民の声も聞かれた。今月発足したドイツのメルツ政権は国防費を大幅に増やす方針を示していて、ドイツの存在感が高まりそうだ。
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