ウクライナ侵攻をめぐる和平に向けてトランプ大統領、ゼレンスキー大統領と会談したヨーロッパ首脳らが一夜明けた19日、オンライン会合を開いた。フランス・マクロン大統領やイギリス・スターマー首相に加え、石破総理も出席しウクライナが関与する形での一定の共通理解が形成されたことを歓迎すると述べた。会合では戦後のウクライナへの部隊派遣など安全の保証について話し合われたという。アメリカ・トランプ大統領は「主にヨーロッパの国々が負担していくことになるが、我々が支援し安全の確保に尽力していく」と述べた。ゼレンスキー大統領は「安全の保証」の一部がアメリカ製兵器の購入になるとしている。ヨーロッパの資金援助で13兆円相当だという。18日に行われたトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談では地図を前に語り合う場面もあった。ドネツク州76%などの文字とともにロシアに占領された地域が色塗りされていた。トランプ大統領は2週間以内にロシアとウクライナの間で首脳会談が行われ、その後アメリカも交えた3者会談を行う方針を明らかにしている。プーチン大統領はドネツク州とルハンシク州からのウクライナ軍の撤退と領土の割譲を要求。また、トランプ大統領はウクライナが東部2州をロシアに引き渡せば和平合意が可能と考えているという。(ワシントン・ポスト)。ホワイトハウスは3者会談の開催場所としてハンガリーの首都ブダペストを検討しているという。
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