秋の行楽地にも影響が出ている。北海道・北斗の公園ではクマの出没を受けて夜間のライトアップを中止した。秋田での駅伝大会は公園を集会するコースで行われる予定だったが、競技場内のトラックでタイムを競う形式に変更された。福島・喜多方では、新聞配達の車内にクマがいそうな場所で使うための爆竹が用意されていた。新聞店の佐藤和則所長は、配達中にクマをみて、2~3日は恐怖が残る等と話していた。一方、課題となっているのがハンターの高齢化や担い手不足。きょうは新たなハンターを育成するための講習会が開かれた。参加した新人ハンターは緊急銃猟についても学んでいた。宮城県猟友会塩釜支部の鈴木一郎支部長は、有害鳥獣捕獲に従事して貰う人を早めに育てていかないと緊急銃猟制度にも対応できる人材を育てたいと話していた。
