NHKと民法6つのテレビ局は、気温上昇を食い止めることに貢献しようと2年前から毎年環境スペシャル番組を共同で制作している。今年は、気温上昇をより身近に感じてもらうため番組のテーマを「食」にした。6つのテレビ局のアナウンサーが勢揃い。そこに料理が運ばれてきた。温暖化が進んだ場合、簡単には食べられなくなってしまう食材で作られている。チョコレートは、2050年までに4℃上昇するとさらに貴重でめったに食べられなくなる可能性がある。サケやウニなどの魚介類は温暖化が進むと、国産の近海物としては簡単に食べられなくなる可能性がある。そこで各局のアナウンサーが各地に飛び、気温上昇の現状や対策を取材。テレビ朝日は風力発電を取材。浮体式洋上風力は再エネの切り札とされているが、地元の漁業者が活性化できると期待している。海水温の上昇に伴い磯焼けし海藻が激減し全国的な問題になっている。しかし浮体式洋上風力の支柱が魚礁のような役割をしている。日本テレビが取材したのは牧場。温室効果ガスを減らす取り組みに注目。北海道大学・小林教授は環境に優しい牛の飼育を研究している。牛のゲップの中にメタンガスが含まれている。メタンガスは強力な温室効果ガスということでゲップを減らす研究をしている。温室効果ガスの中で2番目に多いのがメタンガス。二酸化炭素の28倍も温室効果があるという。ウシが出すメダンを抑制すると注目されているのが、教授が民間企業と開発したエサ。さらに、洪水により食糧危機に陥ったパキスタンや、最先端のフードロス対策に取り組むフランス、アメリカではAIを駆使した農業を取材。総合テレビで29日午前10時5分から放送。