2018年に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けた北海道安平町では、町の人たちの夢を支援するとで地域の復興を進めている。今年6月にオープンした店を訪れた。様々な種類のシフォンケーキを販売。ケーキには米粉が使われ、小麦にアレルギーがある人でも食べられる。店主は3歳と6歳の子どもの母親。きっかけについて「子どもを産んだあとって社会との接点がなかったりするので、そういう場所づくりができたらいいなって」と話す。後押ししたのは安平町のサポート。店の建物はトレーラーハウス。町内での起業に挑戦する人に町が月1万円で貸し出している。店には親子でくつろげるスペースを設けた。店主が目指していた地域のママたちが集う場所になった。隣のトレーラーハウスは今年4月にオープンしたクラフトビールの店。店主は恵庭市出身で10年以上関東で会社勤めをしていたが、去年、安平町に移住したという。きっかけについて「コロナになって北海道の一次産業の素晴らしさ、自然の素晴らしさを再確認して、何か北海道の一次産業に携われるような仕事をしたいなと思って」と話す。店主のこだわりは全国的にも珍しいという国産のオーツ麦のビール。店主のチャレンジを応援しようと多くの人で賑わっている。安平町が取り組む教育プログラムの1つ「ワクワク研究所」を紹介。子供たちが自由にチャレンジできる環境を作ろうと月に数回こうした場を設けている。このプラグラムでは自分のわくわくすることを書き出す。これまでの活動では複雑な折り紙に挑戦したり、オリジナルの絵本を作ったり、自分のわくわくする目標を設定し、自ら方法を考えてゴールを目指す。そば屋の店主は地元の食材の魅力を最大限生かすために自由な発想で新メニューに挑戦している。カマンベールチーズの天ぷら(町内生産)、焼き芋の天ぷら、安平町産の大豆から作った厚揚げを紹介。