きょう公表された今年度の自殺対策白書によると、去年、自殺した小中高生は513人で、前の年より1人減ったが、過去2番目の多さ。今回初めて子どもの自殺が特に増える8月から9月の地域別のデータが公表された。それによると、北海道や東北地方では他の地域よりも2週間ほど早い8月中に自殺した子どもが増えていて、夏休み明けが早いことと関連があると見られる。また、自殺した子どもで自殺未遂歴がある場合、その半数以上は1年以内の自殺未遂で、特に女子小学生や女子高校生では自殺の前、1か月以内に自殺未遂をしていた例がおよそ3割を占めた。厚労省は子どもの不安や悩みに耳を傾け、必要な支援に繋げることが重要だとしている。