サケの捕獲数の減少が全国的に課題となる中、県は今シーズン捕獲数が全国最多の北海道に人工ふ化のための卵の提供を依頼しているが、北海道のことしの捕獲数が過去最低の水準にとどまっていて、卵の確保にめどが立っていないことが分かった。北海道によると道内の今シーズンの捕獲数は先月末時点で約1450万匹で、記録が残る中で捕獲数が最も多かった20年前の4分の1程度にとどまっているという。県水産振興課は「将来的なサケの捕獲数のさらなる減少につながる大きな問題だ。今後のサケの遡上に期待するしかない」とコメントしている。