トランプ次期大統領がカナダとメキシコに関税25%を課す意向を示し、カナダ・トルドー首相がトランプ氏と会談を行った際、トルドー氏が「カナダ経済は破綻する」と反発すると、関税措置に耐えられないなら「米国の51番目の州になるべきだ」等と発言したと伝えられている。米国とカナダは1994年から北米自由貿易協定(NAFTA)を結んでいる。この中で関税の撤廃や引き下げなど自由貿易を進めてきた。アメリカの去年の貿易赤字は159兆円。これを解消するためにカナダにも関税25%としているのではないかとの指摘も。野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英氏によると、トランプ氏の本音としては友好国か否かは関係なく、まず輸入額トップ3の国に追加関税をかけ、貿易赤字削減を強く目指していくという狙いではないか、日本にも追加関税の可能性もあると指摘している。