ソニーグループの十時裕樹社長は、米国のメディア大手パラマウントグローバルに買収を提案していると報じられたことについて、一般論としていろいろな機会は積極的に検討していくのが基本のスタンスだと述べた。ウォールストリートジャーナルなど、米国の複数のメディアは関係者の話として、ソニーグループ傘下の映画会社が投資ファンドと共同でパラマウントグローバルに対し、260億ドルおよそ4兆円で買収を提案していると伝えた。きょう開かれた経営方針説明会で、ソニーグループの十時社長は“一般論として、優良な知的財産などのアセットには常に興味がある”とした。“今年度から3年間の経営計画で1兆8000億円としている戦略投資の予算枠を超えても、投資をする可能性があるか”と問われたのに対し、“あまり考えていない。3年間で適切な規模でいい機会を見いだしてやっていきたい”と述べた。