先の大戦後のソ連によるシベリア抑留で死亡した約4万6300人分の名簿を1人で作り上げた村山常雄さんが亡くなって10年となるのに合わせ、業績を振り返る展示会が東京・千代田区で始まった。自身も抑留経験者だった村山さんが、手書きで整理した名簿や慰霊と調査のため何度もシベリアに赴いたときの写真も展示されている。シベリア抑留者支援記録センター・有光健さんは「一人一人が生きた事実、歴史を記憶にとどめるべきだという(村山さんの)気持ちが、ほとばしっていると感じる」と述べた。
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