アメリカ産の牛肉をメインに使っているステーキ店では全てのメニューを今年3月に値上げ。一時は1ドル=16円台まで進んだ歴史的な円安から一転、140円台の円高傾向。店長は「このまま続けば、リーズナブルな価格で還元できる」とコメント。輸入チーズ店では去年2回値上げを余儀なくされたが、ここ最近の円高傾向も価格反映は慎重だという。急激な円高と同時期に起こったのが、日経平均株価が歴史的暴落となった“令和のブラックマンデー”。これらの発端の1つとされるのが日銀の2度目の利上げ。日経平均株価の推移。過去最大の下げ幅を記録。翌日には過去最大の上げ幅となり不安定な動きに。株価乱高下の理由について、日銀・植田和男総裁は「米国の景気減速懸念が急速に広がったのが大きかったのではと思っている」と説明。金融市場について引き続き不安定な状況にある→今後も注視していくと強調。先月の利上げについては「適切な判断だった」と説明。今後については「金融緩和の度合いを調整(=利上げ)していく基本的な姿勢に変わりはない」と発言。