ドイツのメルケル元首相が来日しトランプ政権について語った。5月27日、ハーバード大学でトランプ政権が反ユダヤ主義を理由に留学生の受け入れを停止したことに抗議。ハーバード大学のライアンイーノス教授は「トランプ氏がハーバードを倒そうとするのは大学が自由な思想と言論の自由を体現しているから」と発言。トランプ大統領は「留学生がわが国を愛せる人材かどうかを確かめたい」と発言。学生ビザ取得の手続きを一時停止するよう各国のアメリカ大使館に通達。留学希望者のSNS上の投稿を審査するためとした。ドイツのメルケル元首相は昨日、東京千代田区で行われた講演でアメリカの状況を厳しく批判した。自由の尊さと国際協調を訴えた。東ドイツでは秘密警察が国民を監視し自由が奪われた。1970年代ドイツで流行った「カラーフィルムを忘れたのね」は自由を奪われ輝きを失った国への怒りがこめられていた。1989年ベルリンの壁が崩壊。2005年ドイツで女性初の首相に就任したメルケル元首相。2018年一期目のトランプ政権の関税政策を厳しく批判した。