宮城県・石巻市から中継。石巻南浜津波復興祈念公園は4500人が暮らす住宅街だったが高さ6.9mの津波が押し寄せ今は犠牲になった方々を痛む場として整備されている。震災の1ヶ月後に建てられた「がんばろう石巻」の看板の下には約4千の灯籠が並べられておりボランティアの方々が点火の作業が進めている。4千は石巻で犠牲になった人の数を表しているが、灯籠には追悼と震災を思い起こすキッカケにして欲しいという思いが込められている。建物を超える高さの津波に襲われた南三陸町の旧防災対策庁舎は遺族の配慮などから一度は解体が決定されたが震災から13年を迎える今月に街が保存する事を発表。街は一時に賛否が分かれた建物を残す事で風化に抗う事を決めたという。石巻の便所施設では高校生や大学生が震災の記憶を伝える解説員として参加しており、若い世代の育成も始まっているという。
住所: 宮城県本吉郡南三陸町志津川字塩入77