東條俊行さんは子どもの独立を機に会社を早期退職し神奈川県から夫婦で南房総市に移住してきた。民泊事業を立ち上げるため貯蓄から1500万円以上をかけ古民家を改修し先月から受け家を開始した。宿泊客に収穫体験を楽しんでもらおうと野菜の栽培もしていたがイノシシが作物を食い荒らしにきているという。金属製のフェンスを張ったが穴をこじあけたという。被害から守ろうと東條さんは地元のハンターから罠の掛け方などを教わりわな猟免許を取得した。そして2箇所に箱わなを設置しこれまで5頭を捕獲した。しかし被害の根絶には至っていない。東條さんはくくりワナを設置したが5日間作動した形跡はなかった。設置したカメラで確認するとイノシシの姿はあったが金属のにおいを嗅ぎ分けワナを見破っていた。そのため東條さんは設置方法を見直し上の餌場と下の餌場をつなぐ導線が交わる場所にワナを4つ設置した。ワナがはじかれ捕獲ができなかった。