スポーツの強豪校として知られる福岡市の東福岡高校は、今年度から男女共学となった。9月初旬、共学になって初めての体育祭が開かれた。2日間にわたって開催された東福岡高校の体育祭。今年度から男女共学となり、1年生に女子生徒が入学して初めての体育祭。全校生徒およそ2400人の「マンモス校」で、1日目は1・2年生、2日目の午前は男子のみの3年生が競技を行う。力と力のぶつかり合い。この迫力が、男子校だった東福岡高校の伝統。昼休みを挟んでの午後の競技。グラウンドに現れたのは、この春に入学した女子生徒。ここからは全学年が参加するプログラム。すると、グラウンドの雰囲気が一変。東福岡高校といえば、多くの運動部が全国トップレベルのスポーツ強豪校。体育祭の目玉種目がオールスターHIGASHI 部活動対抗リレー。楽しそうなのは生徒たちだけではなく、「ファンサほしい」と書かれたプラカードを持つ女性は、教員。女子生徒の応援を期待してか、今年は新たに、文化系の数学部も参戦。第1走者はサッカー部がトップでバトンリレー。陸上部が追い上げ、第3走者の時にはトップに。見事、2連覇を達成した。東福岡高校の林健太郎募集広報部長は「一つ一つやっぱり男の子一生懸命でした。それは女の子の目もあったでしょう。」「だからやっぱり本当に男子校時代の体育祭も良かったんですが、なんか大きく歴史が動いたなっていう」などと話していた。生徒たちにとって思い出に残る2日間となったよう。