今週、今後100年の年金支給額の見通しをあらわす財政検証の結果が公表された。5年に1度行われる年金の健康診断。サラリーマンの夫と専業主婦の妻をモデル世帯として、4つの経済成長パターンで検証。1)高成長実現1.6%。2)成長型経済移行・継続1.1%。3)過去30年投影−0.1%。4)1人当たりゼロ成長−0.7%。現在は夫婦合わせて22.6万円の年金額になっているが、この先、右肩上がりの経済成長になると2060年度には33.8万円に増加。一方で、これまでと同じような状況が続いた場合、21.4万円に減少/厚生労働省HPより。財政検証の結果は5年前より改善。国民年金納付期間の延長は見送りの方針となった。