現在の雇用保険に加入するには「労働時間が週20時間以上」であることが条件となっている。11日行われた厚労省の専門部会では、この条件を「週10時間以上」に引き下げる案が示された。これによって新たに対象となるのはパートタイムで働く女性や高齢者など約500万人と見込まれていて、失業や育児休業の際に給付可能になる。厚労省は来年の通常国会に法案を提出し、制度を周知した上で2028年度中に実施したい考えである。また部会では2歳未満の子どもの育児による時短勤務をした場合に、支払われた賃金の10%を上乗せして支給する案も示された。