厚生労働省によると、今年2月の前年同月比実質賃金は、1.3パーセント減。23か月連続のマイナスとなったという。「リーンマンショック」などで景気が悪化した2007年9月から23か月と並び過去最長となった。実質賃金は、「給与」で購入できる商品やサービスの量を表す。マイナスの場合、賃金の上昇が物価の上昇においついていない状況だ。実質賃金の減少はいつまで続くのか。第一生命経済研究所のエコノミストは、賃上げが給料に反映されるのは6月くらいになるという。倒産件数が増えていて、帝国データバンク調べによると、2023年度の倒産件数は、8881件となり、前年度比30.6パーセント増となっている。倒産件数は9年ぶり高水準。増加率は過去30年で最大になった。