24歳の女性・えなさんは、6月の結婚式に向けて、ダイエットをしていて、運動や食生活の改善と並行して、日本初の脂肪改善薬「アライ」を服用している。今月8日から、処方箋なしで薬局で購入できるようになった。厚生労働省によると、20歳以上で、肥満に当たる人の割合は、男性で33%、女性で22.3%にのぼるという。アライは、食事をした際、死亡の吸収を低下させる薬で、摂取した脂肪の約25%が便と一緒に排出される。内臓脂肪を減らすことで、腹囲が減少すると期待されている。臨床試験では、1年間服用した人の腹囲が4.73cm減少したという。えなさんは、販売当日から、アライを服用している。現在の体重は、65キロほどだという。アライは、服用するだけでなく、食生活の改善や適度な運動も求められる。えなさんは、ヘルシーなメニューを作り、休日には、夫とエクササイズに励んでいた。アライは、1日3回、食後に服用している。価格は、1ヶ月分、90カプセルが入って、1箱8800円だ。購入には、年齢や腹囲の条件があり、薬剤師からの対面の聞き取りが必要で、服用の1か月前から、食事の内容や体重などを記入し、薬局への申告が求められる。アライを服用すると、気が付かない間に、おしりから油が漏れるなどの副作用が出る可能性があるという。利用者には、紙おむつやナプキンなどを用意していほしいと呼びかけている。えなさんは、トイレの時に、油が浮いていることがあるという。55歳で、薬剤師の水さんもアライを服用している。飲み始めてから2週間ほどで、効果はまだ表れていないという。水さんは、油を控えめにしようという気持ちや、そういった行動を促すための薬でもあると思うなどと話した。