保湿用塗り薬の「ヒルドイド」について、患者の自己負担引き上げへ。負担額増の理由は、安価なジェネリックの利用を促進するため、医療費を抑制するため。視聴者の意見を紹介。厚生労働省は特許切れの先発医薬品について、10月からジェネリック医薬品の置き換えが進んでいるものなどの自己負担額を引き上げる。対象の医薬品は1095品目。保湿用塗り薬の「ヒルドイド」も含まれる。よしき銀座クリニック・吉木伸子院長は「乾燥肌の人に処方されている。幅広く保湿クリームとして使用されている」。クリームタイプのヒルドイドは3割負担の人の場合、自己負担額が555円から813円に。医療ジャーナリスト・田辺功さんは「どんどん医療費全体が増えている」。3〜7割ほど安いジェネリック医薬品を選ぶ人を増やし医療費抑制が狙い。ヒルドイドは雑誌などで「美肌になれる」と紹介。化粧品代わりに使う人が増加し問題に。ヒルドイドとジェネリック医薬品では効能は同じでも一部の成分が違うため体質的にヒルドイドを使わざるを得ない人もいる。診察の際に医師が負担額引き上げの対象外となるか不安の声もあがっている。