意図しない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」を医師の処方がなくても薬局で適正に販売できるか調べる試験販売で、購入した8割以上の人が今後も薬局での販売を希望したとする報告書が公表された。厚生労働省から委託を受けた日本薬剤師会が昨年度から全国145の薬局で試験販売を行っていて、土曜日と日曜日に購入した利用者は全体の27%などだった。また緊急避妊薬が必要になった場合に、「医師の診察を受けずに、薬局で薬剤師の面談を受けてから服用したい」が82.2%に上った。日本薬剤師会は問題なく試験販売ができているとし、より多くのデータを集めるために試験販売を行う薬局を増やすとしている。