最低賃金について協議する厚生労働省の審議会は昨夜、今年度の引き上げ額の目安を時給50円とすることで合意。引き上げ幅は過去最大となり、最低賃金は全国平均で時給1054円になる。審議会は労使双方の代表が参加して行われ、全国すべての地域で引き上げ額の目安を50円と決定。引き上げが実現すれば、最も高い東京都では時給1163円、最も低い岩手県は943円となり、時給はすべての都道府県で900円を超えることになる。物価高の影響で生活費が上昇している点が重視され、過去最大だった昨年度を超える大幅な引き上げ額が示された。