高額療養費制度の見直しを巡り、厚生労働省は4日の自民党の会合で患者の自己負担の上限額を引き上げた場合、保険料を負担する側にどう影響するか試算を示した。試算は5段階で最も大幅の15%引き上げると1人当たり年間1200円から5600円、負担が軽減されるとしている。議員からは「現役世代の負担軽減のためには引き上げはやむをえないが、低所得世帯への配慮が必要だ」といった意見が出された。厚生労働省は年内にも具体的な対応を決めたい考え。
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