電子処方箋で誤った薬が表示されるトラブルが起き、厚生労働省は少なくとも5日間、電子処方箋の発行を停止した。電子処方箋とは、マイナ保険証を活用して、複数の医療機関・薬局がオンラインで情報を共有できるサービス。厚生労働省によると、医療機関や薬局がシステムの設定を間違えて、医師が処方したものとは違う薬が画面に表示された事例を、少なくとも7件確認している。厚生労働省は、設定を間違えていないか一斉点検する為に、明日から少なくとも5日間、医療機関からの電子処方箋の発行を停止した。発行を停止している間は、紙の処方箋で対応する。点検が終わった医療機関から電子処方箋の発行を再開する予定。7件のトラブルは、医療機関・薬局で処方と違う薬の表示に気付き、誤った薬が患者に渡される事は無かった。厚生労働省は、点検が完了した医療機関をホームページで公表する。