市販薬と成分・効能がほぼ同じで、現在は保険適用となっているOTC類似薬をめぐっては、国民の保険料負担軽減のため、政府は保険適用のあり方を見直す議論をしている。これを受け、難病の皮膚病患者の家族らが、患者ら約5700人に行った調査によると、仮に保険適用外になった場合、薬代が高くなることを懸念する人が8割、薬を用意できず症状が悪化すると答えた人が6割いたという。政府は、慢性疾患や低所得の人などに配慮した見直しを行うとしているが、難病患者の家族は、当事者の声をしっかりと聞いて、制度を決めてもらいたいとしている。
