東京電力は原子力規制委員会の承認が得られたことから、今日午後4時ごろ柏崎刈羽原発7号機の原子炉に核燃料を入れるための作業を開始する予定である。柏崎刈羽原発は2017年に国の審査に合格し再稼働を目指してきたが、テロ対策上の不備が相次ぎ2021年から去年12月まで原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令が出されていた。東京電力はこの後2週間程度かけて原子炉に872体の核燃料を入れる見込みで、これが法律上再稼働前の最終工程になる。しかし、地元の新潟県の同意が得られておらず、いつ再稼働するのかなどの時期の見通しは立っていないという。