きょうの債券市場で長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが一時1.595%まで上昇した。リーマンショック直後の2008年10月以来16年9か月ぶり高水準。国債は売られて価格が下がると利回りが上昇する仕組みで、参院選の結果次第では拡張的な財政政策が行われる可能性があることから、財政状況の悪化懸念で国債を売る動きが強まっている。長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利などに連動して家計に影響する他、企業が資金を借り入れる際の利息の負担増加にもつながる。
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